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やみにこうして

 においあまりにも慣れ過ぎてもうわからないほどのそれぷあ 充満する青臭いにおいそこかしこから響く粘ついた水荒い呼吸喘ぎ声と笑い声侵される聴覚と犯される︱︱!? 何かがずるりと耳に触れる唐突な感覚に思わず体が震えた震えは全身に波及する喘ぐかたちに開いた唇からは咥えていた怒張が零れ後孔は押し込まれた猛りをきつく締めつけた 背後から犯す男が呻くしりと体内を埋め尽くしていた肉が更に質量を増すうあ少佐こちらも 落ちてくる声に視線を動かせば目の前に雄が突き出される赤黒い肉はてらてらとぬめりを帯びて光ていて先ほどまで咥えていたものだと知れた男の先走りと混ざる自分の唾液の味ジンは微かに喉を鳴らして舌先を伸ば触れる雫は苦くジンは緩く眉根を寄せた 艶かしく揺れながら自ら咥え込むその表情に煽られたか男は更に腰を打ち付け喉奥へと押し入る肉にジンは呻少佐私のも是非 別の男の声と共にまた耳に触れる感覚ぞわぞわと纏わりつくそれを振り払うように顔を背ければ押しつけられた肉塊はずるずると頬を滑り薄く開かれた唇へ侵入しようと蠢く また口から離してしまた先程のものも含めて二本濡れ光る赤黒い肉いやらしいですね少佐一度に二本も!? 誰かの声に抗おうとして落ちてくる声と視界がぐるり後孔に突き入れられた肉棒を支点に反転させられたらしい後ろから犯していた男が見下ろしている 回転と同時に擦れた蕾がじくじくと熱く実際繋がいる箇所は真赤になて綻んでいたジンは目を見開く見えている男の肉を咥え込んでいるところがとすやめよろしいじありませんかこうすれば少佐の顔も咥え込んでいるところもよく見える︱︱ん 高く浮かされた腰を押さえられまた限界まで突き込まれうとどこか虚しい音をつれて息を吸い込んだ口には二本の肉棒が押し込まれた 濡れた音と共に打ちつけられる腰と口内を侵す苦味えて姿勢が変わたことにより荒い呼吸と不躾な視線が熱を孕んで落ちてくる 目が目が目がいくつもの視線が少佐 見ている犯されているがくがくとなすがまま揺さぶられる脚の白さは異様な空間の中いやに眩しい無理矢理開かされた蕾は赤い生しさで蜜を零す零れたものは淡い茂みを濃く彩て流れ落ち見られるほうが感じるんですか その先で弱しく震えるジン自身をも濡らしていた 咥え込まされる男たちのものに比べれば熟しきていないとでもいうべきかそれでも与えられる苦痛にか転じた
悦楽にか悦び腹につくほど反り返ていた 違うジンが首を振ろうと気にかける者はない意思も感情もそそる身体と煽るだけの色の前には何の意味もなさない男たちはもちろんジン自身すら ただ一人を除いて 軋む扉と差し込む一筋の光ジンは辛うじて視線だけを動かす腐敗した室内に仄暗く差し込む光は決して救いなどではない︱︱少佐 穏やかな笑いを含んだ声と耳の奥に突き刺さる靴音にジンの意識が浮上する もう一度扉が軋む唯一外界と繋がる扉はご丁寧にも再び閉ざされ光は絶える被せるように男は笑ていたしい声は考えるまでもなくジンに向けられている随分気持ちよさそうですね 顔を逸らせば微かに粘着質な音を残して赤黒い塊はあさりと口内からまろび出た荒い息をついて獣のように欲に身を任せてそして嘲笑うように口の端を吊り上げていた男たちも今は動きを止めているすべてこの男の登場によるものだジンの思考もこの男に対する感情で塗り潰されていく 濃い精の染みついた空気がぞろり揺れる何のことはな男が歩を進めただけだ諜報部などという所属柄か夜に溶ける色をした外套はこの忌しい部屋の中では薄気味悪く見える 男はただでさえ笑みに隠れている目元を帽子を被り直すことで閉ざしまたふらりと一歩踏み出したひとつ靴音が響くたびにジンを取り囲んでいる男たちの頭がひとつ揺れるひとつひとつひとつひとつ滑稽にすら見えるそれを繰り返せばジンを押さえていた手は押し付けられていた欲は貫いていた肉は徐に退いてやがてジンの身体は解放されるそして道をなすように開けた人垣から男は悠と進み出たハザマ大尉 男の名前を呼んだのは誰だたか恐らくジンを貫いていた男だろう誰であれつい先ほどまで一方的にジンを辱める言葉を浴びせていた声がわずかに震えを伴ているのは笑える話だこの状況でなければそうしていただろしかしジンの注意は変わらず男だけに向けられている名を呼ばれた本人はといえば意に介した風もなくジンの傍らに膝をついた嬉しいですかキサラギ少佐 こんなに大勢に見られて犯されて ぎり不快な音それでもきつく奥歯を噛み締める何をけぬけと貴様が ああもしかして何か勘違いをしていらいますか ハザマが首を傾げる道化じみた所作の真意は読めないしかし何か微かに少佐 笑みのかたちに細められている瞳が暗く金色に揺らめいた その次の台詞にジンが一瞬覚えた違和感は霧消する助けてほしいですか 言葉の意味がわからなか この男が自分を助ける 何から まさか今この状況からか そんなはずはないこの男こそが自分を︱︱ 疑問も不審も隠すことなく見上げるも男はこれ以上口を開く気はないらしくいつもの笑みを浮かべて見下ろしてくるだけだ
    2009/07/03